転校生
今日は部活がなかったので観月はいつもより早めに寮に帰る事になった。
珍しくマネージャーの仕事がないので先生に許可を取って郊外に出た。
少し歩くとキョロキョロしている少女を見つけた。
「どうしたのですか?」
優しく声をかける観月。
「道に迷っちゃって。。。」
近くで見ると少女の顔はとても奇麗だった。
同じ学校だったら確実に告るぐらい(///)
「何処に行くのですか?」
「近くの本屋に。」
「だったら僕が案内してあげますよ(ニコッ)」
「いいですよ!」
少女は手をブンブン振る。
「いいじゃないですか。僕だってちょうど暇なのだし。」
「じゃあ、宜しくお願いします。」
「本屋でしたよね?こっちですよ。」
観月は少女の手を引っ張りながら案内する。
歩くこと15分。
二人は本屋に到着した。
「本当に有り難うございます!」
少女はペコリとお辞儀する。
少女が本屋に入ろうとしたその時、
「待ってください!」
観月の声に少女は足を止める。
「あなたのお名前を教えてください。」
少女は振り返る。
「です。」
はニコッと笑う。
「あなたは?」
「観月です。また、どこかで。」
そう言って観月は寮に戻る。
次の日、教室で。
「今日は転校生を紹介します。」
担任の言葉にみんなはざわつく。
「静かに!入っていいよ。」
担任に言われ教室の扉が静かに開く。
と、そこには見覚えのある少女が。。。
「今日からこのクラスの一員になるです。宜しくお願いします。」
観月がもう少しで「あっ!」っと、叫びそうなとこを寸前で止めたその時、
「あーーー!」
がとても大きな声で叫んだ。
しかも、観月を指さして。
「さん。。。」
「あっ!ゴメン!」
口元を手で押さえる。
「あなた達知り合い?」
横から担任の声が。
「えぇ。ちょっと。」
「ちょうどいいわ。観月の隣があいてるからそこに座って。」
「はーい。」
は担任に言われた通り席に着く。
「宜しくね。観月さんv」
「観月でいいですよ。。」
放課後。
「観月。」
「なんですか。」
観月は荷物をまとめてる。
「観月は部活、何やってんの?」
「テニス部のマネージャーですが?」
「そう。ありがと。」
は教室を出ていった。
「なんだったですか?」
観月は小声でそう呟いた。
次の日、部活中。
男テニレギュラーとマネージャーの観月はバカ澤に呼ばれた。
「なんですか?急に呼び出して。」
「それなんだが、今日からもう一人マネージャーが増えることになった。」
あまりに突然だったのでみんなは驚く。
「待ってください!バカ澤部長!そんなこと一言も聞いてませんよ!」
観月は怒鳴った口調で言う。
「俺も昨日知ったんだよ。しかも、女子。」
女子という言葉にみんなはざわめく。
「どんな子だーね?楽しみだーね!」
「かわいい子がいいっすね。」
「クスクス。そうだねv」
観月がまさかと思ったその時、観月達の前に一人の少女が、
「えっと、今日からみんなのマネージャーになるです。」
観月はやはりと思ったが、周りはかわいい子だったので大喜びだ。
「宜しくねv」
はニコッと笑う。
部活終了後。
「なんでマネージャーになったのですか?」
「だって、観月に近づきたかったから。」
「え?」
観月はの方を見る。
「観月のこと、好きだから。」
観月はを抱きしめる。
「僕も好きですよ。。」
「観月///」
も観月を抱きかえした。
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リン様から素敵な観月ドリームを頂きましたVv
あぁ、良いですねぇ・・・青春ですねぇ・・・(何)
観月のクラスに転校してくるって時点でなんか運命的で好きですVv
リンさまありがとうございました〜vv
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