好きダカラ
「ねぇ、・・・」
「なぁに?」
「アイツのどこが良いわけ・・・・?」
休み時間、突然ロンがに話し掛けてきた。
ロンはの小さい頃からの幼馴染で、友達。
「え・・・?」
「アイツだよアイツ!!」
「どこって言われても・・・・」
は恥ずかしげにロンから視線を逸らした。
「だって最低なヤツじゃん!いつも僕たちにちょっかい出してくるし!!」
「そ、それはそうだけどー・・・・」
「って、男の趣味悪いよねー・・・・・」
「ウ、ウルサイ!良いじゃん、別に・・!私が勝手に好きでいるだけなんだから・・・・」
「勝手にって・・・・、もしかして気付いてないの?」
「何が?」
そんな会話。突然背後から冷たい、気取った声が聞こえてきた。
「おや、ウィーズリー、こんなとこで何してるんだい?デートかい?スミに置けないなぁ。」
その声が聞こえた瞬間、ロンはまたかというように顔を暗くした。
そして嫌そうに振り返ると、そこに立っている少年を睨み、を目を見合わせた。
「噂をすれば、だね・・・・・・・」
「な、何言ってるの、ロン!!」
は顔を真っ赤にしてロンに言った。
「ま、君たち凡人のすることなんて知れてるけどね。」
そう言って口元に嫌味な笑いを浮かべる。
ロンにしてみればいつ見ても嫌なヤツ、としか思えないのだが、
は少し恥ずかしげにロンとその少年の顔を交互に見ている。
そう、この少年こそが先ほどから話題に上がっていたの片思いの相手、
ドラコ・マルフォイだった。
たしかに整った顔立ちで、成績だって悪くないだろう。
だが、性格はこの世にこれ以上嫌なヤツがいるのだろうかと思うほどだ。
「あ、いた!ロン、、何してるの?」
ロンとドラコが睨み合ってるところへ、ハリーとハーマイオニーが駆け寄ってきた。
「あ、マルフォイ!何してるんだよ!」
「僕かい?たまたま通りかかったらこの二人が話しているのが見えたんだよ。」
「別に僕たちが話してようと勝手だろ。さっさとどっか行けよ。」
ロンが怒ってドラコに言った。は相変わらず赤くなったままだ。
「ふぅ・・名前、何て言ったかな?君もこんなのと一緒にいると貧乏性が移るよ?」
に気付いたドラコが嫌味たっぷりに言った。
「何だと、ドラコ!!」
ロンが殴りかかりそうになる。
だが、ロンはローブをグイッと掴まれたのでそのまま動けなくなってしまった。
「何するんだよ、!」
ロンのローブを掴んで止めたのは。
「い、いいよ、ロン!わ、私気にしてないから!」
真っ赤になたまま、うつむいて首を左右に振っている。ロンのローブは掴んだままで。
その様子とドラコは面白くなさそうにチッと舌打ちをして見ていた。
「ロンもも、こんヤツ放っておいて行くわよ。」
そう言ってハーマイオニーはグイッと二人の手を引いて行った。
「穢れた血を移されないように注意しろよ。」
そう捨て台詞を残すとドラコも歩いて行ってしまった。
「あー、ほんとに嫌なヤツだわ!」
ハーマイオニーが叫ぶ。
「で、でも、マルフォイくんもたまには優しいんだよ、きっと!!」
が必死にフォローしようとする。
その必死な姿を3人は半ば呆れ顔で見ている。
「、まだアイツのこと好きなの・・・・?」
ハリーが聞いた。
「だ、だって・・・・・・」
が赤くなってうつむいてしまう。
「そういえば次の時間、魔法薬学だっけ?スリザリンと合同だね。」
「う、うん・・・・・・」
がかすかに微笑んだ。心から嬉しいというように。
「み、みんなマルフォイくんのこと嫌だって言うけど、、、」
「「「うん。」」」
3人は見事同時に言った。
「でもマルフォイくんって皆が言うほど嫌な人じゃないってば!
それに、私が勝手に好きでいるだけなんだし・・・・・・・・」
の言葉にハリーとハーマイオニーは顔を見合わせた。
ロンはやれやれという顔をしている。その3人の反応を不思議そうには見た。
「え、3人ともどうしたの!?」
「、気付いてないの?」
「何が?さっきロンも同じこと言ってたよー!!」
「いや、だからさ、その・・ねぇ?」
そう言ってハリーはハーマイオニーに振る。
「気付かない方がのためなんじゃない?」
((ごもっとも))
「????何のこと?」
「、マルフォイって、がロンやハリーと話してる時、
やたらちょっかい出してくると思わない?」
ハーマイオニーが言った。
「え、そうかなぁ・・・・?」
はそんなことないと思うよ、というように首を傾げた。
「う、うん・・・そう思うんなら良いよ、それで・・・・・」
あまりに鈍いにハーマイオニーは諦めた。
そう、がウィーズリーやポッターと話しているとむしょうに気に入らなくて、
イライラしてくる。
始めはそんなに気にしなかったんだけど、
すごくイライラして、どうしても入り込んでやりたくなる。
始めはどうしてか分からなかったけど、
最近やっと分かってきた。
僕はのことが好きだ・・・・・・・
「ねぇ、。一度マルフォイにラブレターでも書いてみたら?」
ハーマイオニーが微笑しながら言う
「えぇっ!い、良いよぉ、そんなの!」
赤くなっては首を横にブンブン振って言った。
「なんで?好きなんでしょ?」
「だって、マルフォイくんってラブレター貰ったら掲示板とかに張り出しそうじゃない!?」
(((・・・・・たしかに・・・・)))
マルフォイならやりかねない、と3人は思った。
「でもね、、そこまで分かっててなんでマルフォイのことが好きなのかなぁ?」
「好きになっちゃったもんはしょうがないでしょ・・・・!片思いでも・・・・好きなんだもん!!」
が相変わらず顔を赤くしている。
(もうに何言っても無駄ね・・・・)
(きっととマルフォイ、すごいバカップルになるだろうなぁ・・・)
(あーぁ、僕だって小さいころからのこと気になってたのになぁ・・・・)
好きの裏返しで意地悪したくなるドラコと鈍くて恥ずかしがりやの。
二人が結ばれる日は来るのでしょうか・・・・・
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あぁっ!書いてしまったよハリポタドラコ夢(駄文)!!
テニプリはどうしたよ・・・!っつかテニプリ更新しろよ!!(汗)
だってDVD見てたらまたドラコ熱が再発してきちゃったもんだからさ・・・・
どうしても書きたく&アップしたくなって・・・・・
実はドラコ夢、まだ私のPCのフォルダの中に眠ってます。
機会があればまたアップしますわv
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