観月の新発明
「ねぇ知ってるー?観月くんの噂ー」
「観月がどうかしたの?」
「なんかさー、夜消灯時間が過ぎても明りが付いたままなの。」
「そんなの結構いるじゃん。っていうか消灯時間守ってる子いる?」
「問題はそこじゃないのよ!何かさ、夜すんごい怪しい事やってそうなんだってば!」
「怪しい事?」
「なんていうんだろう・・・カチャカチャ変な音がしてさ、
薬品を混ぜるようなチャポンって音が聞こえてくるって。」
「マジ?」
「観月くんの隣の部屋の赤澤くんが言ってたの!」
「なんか怪しいねー・・・・」
「そうなの!それにね、なんか観月くん時々理科の先生に頼んで
薬品分けてもらってるって噂もあるのよ!」
「うっそー!?何やってんだろう・・・・・」
「さぁね〜?」
観月がねぇ・・・・
ま、噂は所詮噂か。
だって私男テニマネージャー
(観月に無理やり引っ張られたようなもんだけど)してるけど、
観月結構優しいし。
時々目にクマが出来てて何してんだろうなーって思うこともあるけど。
そこまで騒ぐほどでも無いよね、きっと。
そんな噂話でクラスが賑わったその日の部活でのことだった。
「さん。」
「何?」
「今日の夜、少し僕の部屋まで来てほしいのですが。」
「夜に?今じゃ駄目なの?」
「えぇ。ここでは話しにくいんですよ。マネージャーの仕事のことなんですけどね。」
ここじゃ話しにくいこと?マネージャーの仕事の話で?
なんか怖いなー・・やっぱ男の子の部屋行くのってちょっと怖いし・・・
ましてや今日あんな噂聞いたばっかだし・・・
「あ、勘違いしないでくださいね。別に告白したりするわけじゃありませんから。」
勝手に人の心読むなよ・・・・・
ま、良いか・・・観月もこう言ってるんだし
「分かった。何時に行けば良いの?」
「そうですね・・・7時半でどうですか?」
「7時以降は寮の外への外出禁止だよ?女子寮から出られないし。」
「そんなこと、僕の知ったこっちゃない。」←名台詞
「・・・・・・」
「それではお待ちしていますよ。」
それにしても観月のあの噂って何だろうな〜
あ、今日観月の部屋行けば何か分かるかも!!
にしても観月の部屋ってどんななんだろう?
すごく綺麗だったりするのかな?それとも意外とエロ本とか散らばってたりするの!?
うっわー性欲なんてありませんって顔してるのにー!
(は妄想家だった。)
さてさて時は変わって午後7時29分38秒。
現在観月の部屋の前です。
トントン
部屋を軽くノックしてみた。
「どうぞ」
中から微かに声が聞こえ、私は扉を開けて中へと入ってみた。
「観月、来たよ。それで話って何?」
「まぁとりあえずその辺に座ってくださいよ。今何か飲み物でも持って来ますから。」
「いや、別にそんな物要らないケド・・・・・」
「遠慮しないでください。」
そう言うと観月はカップにコーヒーを注ぎ始めた。
「さぁどうぞ。」
私は折角の人の好意(?)を断るわけにも行かず、そのコーヒーを受け取った。
「あれ?観月は飲まないの?」
ふと気付くと、観月は私の分を用意してくれただけで自分は飲もうとはしない。
「ん?僕はさっき飲んだんですよ。」
「ふーん・・・」
私はそのコーヒーを一口飲んでみた。確かに美味しいかった・・んだけど・・・・・・・
「それで話ってのは・・っっっ・・・・!!?」
カチャンという音を立てて、コーヒーカップが床に転がった。
まだ中身が入ったままだったので、床はコーヒーで茶色くなっている。
「な、・・・なんか・・・変・・・・・・・」
「んふっ、成功でしたかv」
「????」
観月の意地悪い笑みに私は背筋にゾクゾクするものを感じながらその場に座っていた。
というか動きたくても動けないのだ。
「僕が苦労して作りあげた痺れ薬です。」
「し、しびれっ・・・・・」
「んふふふ・・・体が動かないでしょう?さっきのコーヒーに入れておいたんですよ。」
「・・・っっっ!!」
言葉にならない声で叫ぶが声にならないのだ。
「んふっ、そんなに慌てなくても大丈夫ですよv今夜はちゃんと僕が面倒見ますからvv」
そう言ったかと思うは観月は私をそのままベッドに運んでそこに押し倒した。
「ちょっ・・・きゃっ・・・・・・・・・」
双方の膨らみを掴まれて私が小さな声で叫んだ。
「んふふ・・あんまり騒ぐと見つかってしまいますよ?」
そう言って観月は意地悪く笑って私の唇にキスを落とした。
私は必死に拒もうとするが、既に痺れ薬は手足にも完全に回っていて、
体は思うように動いてくれない。
その間にも観月は私の口内に舌を侵入させ、その中の感触を楽しんでいる。
角度を変えて、何度も何度も・・・・キスはどんどん深くなっていく。
「んん・・・ふぅ・・・・」
耐え切れなくなった私は唇の隙間から吐息を漏らす。
満足げにそれを見た観月は唇は離さないまま制服に手をかけ始めた。
ボタンは観月の手によって一つまた一つと外れていく。
そして次第に胸元が露になってきた。
「綺麗ですよさん。」
そういって観月は胸元に口付ける。
ちゅっと吸い上げるとそこには華のような跡が落とされた。
私は手足を動かそうとしてみるが、私の抵抗は無残にも薬の所為で無効化されている。
その間にも観月は先端の突起部を口にくわえて甘噛みしている。
双方を何度も交互に繰り返されていくうちに、
自分でもそこが堅くなっていくのが分かった。
ヤダ・・・どうしよう・・・・意識が・・・薄くなってきた・・・・・・
************************************
私が目覚めた時には既に次の日だった。
「み・・・づき・・・・・・・」
「目がさめましたか。あの痺れ薬は効き目は10時間ですからね。
もう手足も動くでしょう。」
「あの・・・私・・・昨日・・・・」
「んふっ素敵でしたよさん。」
観月のその笑顔で私は全身硬直した。
薬は切れたはずなのにしばらくそこから動けなかったのです。
END
なんか私の書く裏って毎回同じようなパターンになっちゃいます・・・(泣)
っていうかこれ書いたの随分前だったり・・・・だからかどうか短い。
まだこのサイトに裏が出来る前に書いたものなんですよ。
先日ふと見つけたので少し手直しして載せることにしました。
いやー、それにしても裏は楽しいです。(笑)
|