僕らの体から流れるこの血液が。

これが僕らの仲を引き裂こうとするモノ。

僕らの愛の妨げとなる汚らわしきモノ・・・・・・・・

僕らの愛の境界線が、ここに引かれているんです。

【境界線】

ある日、貴方が僕の部屋へとやってきたのだ。

「お兄さま。」
そう言って貴方は僕に笑いかけてきた。


「どうしたんですか?」

「エヘヘ・・・あのね・・・・・」
少し赤くなって照れながら・・・、貴方は僕に言ったんですよ。

「あたし、裕太くんと付き合うことになった。」

全身が凍りついたような気持ちだった。
ついに来てしまったんだ。

いつからか、僕は本気で貴方を好きになっていた。
僕のモノにしたい。いや、永遠に僕のモノであってほしい。
何度もそう願っていた。

だが、今この状況は、その願いが叶わぬものになってしまうことを示している。

「男子寮に入って来ちゃったこと先生にバレたら怒られちゃうけど
 やっぱりお兄ちゃんに一番に伝えたかったの。」
それだけ言うとは「もう帰らなきゃ。またね。」と笑顔でドアを開けようとした。


だが、僕は今自分自身が抑えられない・・・・・
貴方が僕だけのものに・・・・・

ナゼ僕ノ物ニナラナイノカ。

そんな思いが全身に巡った時、僕は無意識のうちに彼女に手が伸びていた。

。待ちなさい。」
「え?なぁにお兄ちゃん?」
きょとんとした顔で振り返るの細い腕を掴み、ベッドに投げるに押し倒した。


「お、お兄さま?」
は困惑した表情で僕を見上げた。

その顔を見た時、僕は背中にゾクゾクするものを感じた。
これから起こることに興奮しているのだろうか・・・・・・

・・・・」
そう言って彼女の唇にキスする。
唇を割って舌は侵入し、彼女の歯列をなぞった。

「ぷはっぁ・・・・・おにいちゃん・・・・?」
「裕太くんと付き合うんですか?
 別に僕になんとも言う資格は無いでしょうからね・・・・だけど・・・・」


貴方が誰かの物になってしまうくらいなら

この場で僕が壊してあげます。


「ひゅあッ・・・・」
のスカートを捲り上げて太ももを愛撫する。
スッとなぞりあげると、彼女は体を反らして声をあげた。


、好きです・・・ずっと前から・・・・・・」
「お、にいさま・・・・?」
「裕太くんと付き合うならかまいません。

 だけどその前に、貴方は僕のモノになってください・・・・・」

「え・・・?」





どうしてお兄様はこんなことしてるの・・・・・?
私たちはこんなことしてても良いの・・・・?
ううん。よくないよ。
いけないことなんだよ?お兄様、やめて・・・・・・

裕太くんッ・・・・・・



「ひゃっ・・・・い、たいっ・・・・」
まだ濡れきっていなかった彼女の秘部に指を入れると、
彼女はその痛みに顔を歪めた。

「今、僕のこと考えてなかったでしょう?」
「・・・え?」
「僕以外のことを考えてた罰ですよ・・・・・」
「そ、んな・・・・・」
そう言って涙目で見上げてくる彼女をよそに、僕は徐々に指の本数を増やしていく。

「ひゃんッ・・・・い、やぁ・・・お兄様ぁ・・・・・」
「僕だけを考えてください。僕の腕の中で僕以外のことは考えないでください。」

中でまばらに動く指に彼女の躯は過敏に反応していく。
体を仰け反らせて喘ぐ彼女の様子を見て、僕も限界に近かった。


大きくなった自身を取り出し、
彼女の腰にしっかりと手を回して秘部に宛がった。

「お兄様・・・駄目です、こんなの・・・・・こんなの・・・・・・」

仕方ないんですよ。

こうでもしないと、貴方は僕のモノになってはくれない。
永遠に、僕を貴方の心に刻むためには、こうするしか無いんですから。


「仕方ないんですよ・・・・・」
そう言った時、溢れそうなほどの涙が僕の眼にも溜まっているのが分かった。



でもやめられないから。



自身はズプリと中に入って行った。その瞬間、シーツは赤に染まっていく。

「お、兄さまぁ・・・・」
そう言って彼女は僕の肩にしがみついてきた。
それはおそらく、半分は抵抗の意味も含んでいただろうと思う。
彼女の中は、まだ僕を受け入れるために十分とは言えなかった・・・・

、力抜いてください・・・・・」
「う・・・ぁ・・・・」
いやいやをするように首を横に振ってくる。


だけど僕は行為をやめるつもりなどない。
始めのうちは彼女を気遣うように優しく、徐々に激しく動いた。

は何も言わないまま僕の肩につかまっている。
爪が肌に食い込んできた。


クッ―――――


ビクンと波打った自身は彼女の中に欲を吐き出していた。



僕は後悔なんてしませんよ。

いいえ。したくないんです。

だってこれで貴方の中に僕が刻み込まれたでしょう?

この先どんな男とヤッても、貴方の中に僕は『初めての人』として永遠に残っているでしょうから。



シーツに広がった赤いシミ。
これが僕たちの間の愛の妨げとなる。

この血さえ、かえることができるなら。


この血さえ・・・・・・・・




ぎゃ〜〜〜〜ごめんなさい×エンドレス
観月ちゃん壊れすぎですわな・・・・こんなモノ読ませてしまって申し訳ナイです〜;;
禁断愛をどうしても書いてみたかったのですよぅ・・・・;

にしても相変わらず昇進しない裏ですな・・・・
しばらくは裏やめて表ドリでも頑張ってきますわ。