「くッーーーー・・・・」
彼は今日も。一人でイッてしまった。
あたしを置いて
【想い】
あたしたちに事後の甘〜い会話なんてモノは無い。
いつも通り、さっさと服に着替えてる彼の背中に向かって呟いた。
『観月くん』
「・・・・何ですか?」
ホラ、また。素っ気無い返事。
あたしのコト、本当に好きなの?
『何でもない。』
思ってるコトを言ってしまわぬうちにあたしは口を閉じた。
それから彼に家まで送ってもらった。
門のところでバイバイって。
今日もお別れのキス、してくれなかった。
あたしは明日もこんなことが続くのかなって思って小さく溜息をついた。
勿論、彼に気づかれないように。
次の日も、そのまた次の日も、あたしたちは身体を重ねた。
恋人同士なら、別に不自然なことでは無い。
でも、何か大切な部分が欠落しているように思えた。
”本当ニ彼ハアタシノ事ガ好キナノカナ”
日増しにそんな思いが強くなっていった。
そんな或る日の出来事。
いつもの様に、あたしは観月くんの部屋にいる。
ベッドの上にちょこんと座って待っていると、ジュースを持った観月くんが戻ってきた。
テーブルの上にジュースを置いてそっとあたしに近づいてきて
いきなりあたしを押し倒した。
『!?』
ジタバタ抵抗するあたしのスカートを腰までまくり下着をおろした。
すると、観月くんはあたしの”ソコ”にズブリと自身を挿した。
『痛ッーーー・・・・・・』
身体に激痛が走った。
あたしは悲鳴をあげた。
だけど観月くんはそんなのお構いなしに何度も何度も強く突き上げてきた。
あたしの太腿をツゥと伝って何か温かいモノが流れた。
ソレはシーツに赤いシミをつくった。
『どうして・・・・?』
あたしは、泣いた。
痛くて泣いたんじゃない。
辛くて、悲しくて泣いたんだ。
そんなあたしを見て観月くんはハッと我に返って、ギュッとあたしを強く抱きしめた。
きつく、きつく、抱き締めた。
それから涙を流してこう言った。
「いつも不安だったんです・・・さんは、本当に僕の事好きなのかって。
僕はさんの事、愛しているから抱くのに、いつもイクのは僕一人で・・・。
だから・・・だから・・・」
この時、初めて観月くんの弱い部分を見た気がした。
なんだ、不安だったのはあたしだけじゃなかったんだ。
観月くんも同じ想いだったんだって分かったら急に気持ちが軽くなった。
『あたしも観月くんのこと大好きだよ?愛してる。』
そう言ってキスをした。
とびきり甘いキスだった。
その次の日は観月くんと会わなかった。
そしたら次の日の夜、観月くんから電話がかかってきた。
「今から会えませんか?・・・良かったら、僕の部屋に来てください。」
それだけ言うと、電話は切れた。
あたしは嬉しくて、急いで家を飛び出した。
「おや・・・早かったですね?」
息を切らして頬を真っ赤にしているあたしを見て、
観月くんはクスリと笑った。
「走ってきてくれたんですか?コートも着ないで・・・
手だってこんなに冷たくなってる。」
あんまり急いで来たから、コートなんて忘れてた。
でも、観月くんの顔が見れたら寒さなんて吹っ飛んじゃった。
「さ、早く中へ入って下さい。風邪ひいてしまいますよ。」
そう言ってくるりと背を向けた観月くんに、後ろから抱きついた。
『風邪ひいたら・・・観月くんが看病してよ・・・・』
初めて、甘えたような気がする。
観月くんは困ったような顔をして、ここじゃダメ、って。
あたしをお姫様抱っこで部屋まで連れて行ってくれた。
そっとあたしをベッドに下ろして、観月くんもその隣に座った。
「何だか照れますね・・・・」
観月くんはそう言って、あたしにキスしてくれた。
初めは触れるだけのキス。
それから、噛む啄むようなキスを何度もした。
あたしの唇を割って、観月くんの薄い舌が入ってきて。
絡み合う舌の感触、
歯列をなぞられる感覚。
あたしはいつもゾクゾクする。
唇を離すと、銀の糸が名残惜しそうに二人を繋いでいた。
それを見て、少し恥ずかしくなったあたしは俯いた。
観月くんは嬉しそうに微笑むをあたしのシャツのボタンに手をかけた。
一つ、二つ・・・解いていく。
柔らかな双つの膨らみが露わになると、観月くんは目を細めて
「肌・・・こんなに白くて綺麗だったんですね。」
って。
ブラを上にずらして、そっと顔を近づけ、膨らみの上の突起を口に含む。
舌で転がしたり、圧したり。
『ぁ・・・ん・・・・』
あたしは思わず声を漏らしてしまった。
観月くんは顔を上げ、ニッコリと笑うと今度はスカートを捲り上げ太腿に舌を這わす。
『すくぐった・・いよぅ・・・』
足がピクリと動いてしまう。
「もうこんなに濡れてますよ・・・・んふっ。」
下着を下ろされ、入り口を舌で愛撫される。
『ひゃ・・・んっ』
あたしは思わず腰を浮かせてしまう。
観月くんはあたしの弱いところを的確に攻めてくる。
身体を反らせたり、捩らせたりして喘ぐあたしを見て、
観月くんは尚も入り口をペロペロと舌でつついてくる。
その間も、絶え間なく蜜は溢れ出してくる。
「・・・もう・・・良いですか?僕が限界みたいです・・・。」
切羽詰った観月くんの顔。
あたしも、もう限界だったから、早く来て、ってコクコクと頷いた。
観月くんはズボンのジッパーを下げて、自身を取り出した。
こんな大きなモノがあたしのナカに入ってくるんだって思って、少し怖くなる瞬間。
観月くんがズルズルとあたしの中に入ってきた。
『痛・・・・・・ッ!!!』
焼けつくような痛みがした。
観月くんは慌てて自身を抜いて、あたしをそっと抱きしめた。
「すみませんッ・・・この前の傷、まだ痛みますか?」
心配そうな顔をして観月くんがあたしの顔を覗き込むから、思わず笑ってしまった。
『これから暫くエッチは出来ないけど・・・その分いっぱい・・・キス・・・して?』
ちょっと可愛い子ぶっておねだりした。
そしたら、また観月くんは困ったように笑って、キスしてくれた。
額に、まぶたに、顳に、頬に降り注ぐ、優しいキス。
それだけで幸せな気持ちになれた。
最後に、深い深いキスをして、抱き合ったまま眠った。
朝起きたら、観月くんはまだ眠っていた。
寝顔にそっとキスをして、あたしはそっとベッドを抜け出す。
朝食、何が良いかな。
大好きなアノ人の事を考えると、今日も幸せな気持ちでいっぱいになります・・・・☆
▼いぶきより
わーいvv観月さん書いてくれちゃったよもう!
くぅっ!アキラちゃん、愛してるTheyッ!!(止めろ)
ってかスゴイ・・・流石だよ、やっぱ・・!あたしのとは比べ物になんねぇ・・・!(比べるな)
マジで、原稿だけアキラちゃんに貰っていぶきが文章打ってたけどさ、
打ってて本ト尊敬!後半部観月ちゃん優しくて・・・vvめちゃ素敵だー!やっぱ甘いねv
そして裏がやっぱり上手いZe・・・・!健全な私じゃついてい・け・な・いv(死)
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